飯田先生教えてください!

IPO準備会社でおきがちな法律問題

景品表示法(1)二重価格表示

Question

10周年記念キャンペーンで、A商品とB商品をセール価格で販売することになりました。 A商品はまだ1週間前に5000円で売り出したばかりの新商品です。こちらは「定価5000円のところ、20%オフの4000円!」と表示して販売予定です。
B商品は、もう何年も前から1000円で販売してきたのですが、最近売れ行きが悪くなったので、1か月前から900円での販売を開始しました。これを、今回のキャンペーン価格として800円に下げようと思います。900円で販売しているのはほんの1か月だけですし、それ以前何年間も1000円で販売してきている実績があるので、「定価1000円のところ、20%オフの800円で購入可能!」と表示して販売予定です。
A商品の5000円も、B商品の1000円も、実際に当社で販売していた価格ですので、この記載で問題ないと思っているのですが、大丈夫でしょうか?

profile
飯田 花織先生

ご経歴
2011年 立教大学法学部 卒業
2014年 上智大学法科大学院 修了
2015年 司法修習終了・弁護士登録
2015年 弁護士法人法律事務所オーセンス 入所
2019年 表参道パートナーズ法律事務所 参画
2019年 Hmcomm株式会社社外監査役 就任
10周年記念キャンペーン、ぜひとも成功して欲しいですね。ところで、A商品とB商品、どちらも価格が「二重」になっていますよ。大丈夫でしょうか・・・
 
 
IPO実務検定試験に関するお問い合わせ先
日本IPO実務検定協会事務局
担当者:事務局長 原田
お問い合わせはこちらまで
E-mail:info@ipo-kentei.or.jp