合格者の声

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合格者の声

元中小企業基盤整備機構
九州本部 副本部長
則竹 利昭様
試験の種別:標準レベル(上級レベルにも合格)

―――IPO実務検定を受験したきっかけについて教えてください。

IPOについて勉強することで得られる幅広くかつ実務的な知識と、今まで培ってきた経験とを組み合わせることで、地方創生に役立つヒントが得られるかもしれないと考えたからです。
私はこれまで、中小企業支援、地域振興を業務とする機関で、まちづくり、貸付審査、企業誘致、インキュベーション支援を行ってまいりました。特に企業誘致による地域活性化業務が長く、昨今の地方創生において企業誘致が以前に比べ過少評価されている ことが気になっていました。そこで企業誘致の効果を高め、その効果を実感してもらうにはどうすれば良いのか思案しておりました。
従来から漠然と、将来性がある域内企業が頑張って成長し、そして域内にそのような企業の集積が進むならば、企業誘致と相乗効果を発揮し、雇用の促進や地域の浮揚にきっと効果がある はずだとは思っていましたが、企業が成長に向け頑張るインセンティブがどこにあるのかが判然としておりませんでした。しかし、成長著しい某企業の社長と話す中で、社長の成長に対する強烈なインセンティブがIPOだと判り、これは使えるかもしれないと感じました。そこでIPOについて勉強し、それによって得た IPO支援の知識とこれまでの経験とを融合させ、更に実践的・実務的な地方創生策・地域活性化策を構築することを目指したいと思い、IPO実務検定を受験することにしました。

―――IPO実務検定合格のためにどのような準備をしましたか?

私は証券会社やIPO準備をしている企業に勤務した経験はなく、また、中小企業支援機関に長年勤務していたといっても、IPO準備実務の現場に直接従事した経験があるわけでもありません。そして、そもそも本試験が“実務”検定である以上、実務を知らない者には無謀な挑戦ではないかとも考えました。しかし、本検定はIPOに係る広範囲な知識体系を基礎から、総合的、実務的に学ぶには最良のツールであり、また、本検定に合格することは、IPO準備に必要な知識を有していることのメルクマールになるのではないかと思いました。
このような思いに至った後、先ずは580ページという厚い『IPO実務検定試験公式テキスト』と『IPO実務検定試験公式問題集』の2冊を購入しました。そしてマーカーを引きながらテキストを読み、問題を解くことを繰り返しました。また、IPO実務の現場をイメージするために『ケーススタディ・上場準備実務』も通読しました。この本はIPO実務の現場を擬似体験させてくれます。IPO準備における課題発見とその解決の道筋を探る過程には、あたかも名探偵コナン君になった様な気分にさせられました。

―――IPO実務検定を受験してよかったことは何ですか?

受験という緊張感を久しぶりに思い出させて頂きながら知識の取得、知識のリバイズができたこと。IPO実務全体が俯瞰でき、かつ実務的なポイントを把握できたこと。とくにIPOを実現するということが投資家や多くのステークホルダーの信頼の上に成り立っているものだとの思いに至ったことです。そして当初の目論見通り、ぼんやりしていた構想が具体的な形を持ち始めつつあるということです。

―――IPO実務検定の活用法を教えてください。

定年退職後に、地方創生の一助にと思い立ち、これまでの企業誘致の実務経験をまとめて自費出版し、知り合いの地方自治体関係者、研究機関等に贈呈してきました。自治体職員等の稚拙な企業誘致手法によりせっかくの地域活性化の機会を逃してはもったいないとの思いからです。
あれから時間も経過し経済情勢も変化したことから、今般のIPO実務検定の勉強で得た知識を活用し、改訂版をいつの日にか執筆したいと思っています。そして機会があれば、地方自治体と成長志向溢れる地方企業の黒子的存在となり、IPO関連のビジネスに携わっておられる方との間を取り結ぶ橋渡し的役割を兼ねることで、地域と企業が共に豊かになり、地方が元気になるよう、お役に立てれば幸いだと思っております。


IPO実務検定試験に関するお問い合わせ先
日本IPO実務検定協会事務局
担当者:事務局長 原田
お問い合わせはこちらまで
E-mail:info@ipo-kentei.or.jp

 


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