上場会社 取締役 K.Y.様
試験の種別:上級レベル
―――IPO実務検定を受験したきっかけは何ですか?
本屋で公式テキストを見つけて、IPO実務検定のことを知りました。私は2006年に未上場会社の取締役となり、上場準備責任者として3年弱の期間に渡り、株式上場を目指した経験があります。主幹事証券、監査法人、VC、株主名簿管理人、印刷会社との折衝も私がやっていました。今回、実務経験で身に付けた知識を改めて総チェックするために、IPO実務検定を受験いたしました。
―――IPO実務検定合格のためにどのような準備をしましたか?
実務経験を思い出しながら、公式テキストを精読しました。公式テキスト以外には、他社の目論見書・有価証券報告書を興味を持って読むとより実務的な知識を身につけることができると思います。会社法・金商法・内部統制・労務関係・IR関係の専門書を読むことも試験対策として有益だと思います。
―――IPO実務検定を受験してよかったことは何ですか?
IPOに関わる広範な知識の整理が出来たことがよかったと思います。また、私が過去に上場準備責任者として関わった会社は、最終的にはリーマンショックなど不況の影響もあってIPOはかなわず、M&AでEXITをしたため、IPOに関する成功実績がありませんでした。そのため本資格の取得を通じて、上場準備にかかる知識があることを対外的に証明できることがよかったと思います。
―――IPO実務検定の社内での活用法を教えてください。
IPO実務検定は、実務にすぐに役立つ知識の習得ができるので、社内においてオススメしやすい検定試験だと考えます。特に公式テキストはIPOに関わる広範な分野が体系的に整理されとてもよく出来ており、検定試験の受験をするしないかかわらず、購入をオススメしたいと思います。
―――今後IPO実務検定の受験を考えている方に何かメッセージがあればお願いいたします。
私は、現在、上場会社において取締役をしておりますが、IPO実務検定において得られる知識は、上場会社の管理部門においても役立つと思います。上場会社の管理部門では当たり前になっている“仕組み“を作ることが上場準備では要求されます。既に出来あがった仕組みの中で日常業務を行っている上場会社の管理部門に所属されている人は、IPO実務検定試験を通じて、さらなるスキルアップを図ることができると思います。
IPO実務検定試験に関するお問い合わせ先