上場準備中の不動産業
取締役管理部長 T．O． 様
試験の種別：上級レベル（標準レベルにも合格）

―――ＩＰＯ実務検定を受験したきっかけは何ですか？

これまで10数年にわたりIPO業務に従事しておりました。IPO業務は会計や法務等、深い専門性が求められると同時に、非常に幅広い経験が求められます。 時には社内の「何でも屋」的な役割も積極的にこなさねばならない中、自分の専門分野（得意分野）が何であるのかという疑問が発生した時に、本検定を友人より薦められ自身の経験と知識の見直しのため受験いたしました。

―――ＩＰＯ実務検定合格のためにどのような準備をしましたか？

基本的には「公式テキスト」「公式問題集」「ケーススタディ」のセットを使用しました。
幸い実務経験があったため、初めて聞く内容は殆どありませんでしたが、実務優先で体系的に勉強する機会はほとんどありませんでしたので、学習中にあやふやだった箇所や疑問が発生した箇所については、使い慣れた「会計監査六法」等で再確認し進めました。
開示関係については、開示コンサルティング会社の「各種記載例」も参考にさせて頂きました。

―――ＩＰＯ実務検定を受験してよかったことは何ですか？

実務で経験した経験を体験的に再確認できたこと、あやふやであったり間違って理解していたりしていた知識を修正する機会となったことが最も良かった点です。
また、前述のとおり、IPO実務は広く深い知識と経験が必要であるとともに、法令の改正等、常に最新の情報を入手するアンテナを持ち続けなければなりません。 私自身も受験のきっかけはこれまでの知識と経験の“力試し”でしたが、日本IPO実務検定協会の会員になったことにより、最新の情報を得るチャネルが増えたことも受験のメリットとなりました。

―――ＩＰＯ実務検定の活用法を教えてください。

上場準備会社で上場準備スタッフも少ない状況ですが、今後増員予定の上場準備スタッフにとっては知識の整理と向上のため、会社にとってはスタッフの理解度とスキルを把握するツールとして活用していきたいと考えます。