上場準備会社　公認会計士　渡邊　裕一郎 様
試験の種別：上級レベル（標準レベルにも合格）

―――ＩＰＯ実務検定を受験したきっかけについて教えてください。

ＩＰＯを目指す事業会社や新興市場から東証１部へのステップアップを目指す事業会社において、内部監査部門の責任者の立場でＩＰＯ・ステップアップに関わってきました。この度、上場を目指す会社からCFOとして入社のお誘いを頂き、断片的なＩＰＯの知識・経験では足りないと思い、効果的かつ効率的な知識の習得になるものはないかと調べていたところ、ＩＰＯ実務検定にたどり着きました。

―――ＩＰＯ実務検定合格のためにどのような準備をしましたか？

標準レベル試験の準備では、「IPO実務検定試験公式テキスト」、「IPO実務検定試験公式問題集」の2冊の標準レベルの箇所のみ通読し、上級レベル試験の準備では前の2冊の上級レベルの箇所を含めすべて通読、加えて、「IPO実務検定試験上級レベル試験・記述式問題用公式テキスト　IPO実践ケーススタディ」を通読しました。

―――ＩＰＯ実務検定を受験してよかったことは何ですか？

ＩＰＯ実務について満遍なく知識を習得することができました。新しい会社の幹部と話しをする時も、その知識をスムーズにお伝えすることで、専門家としての信用度が上がった気がします。

―――ＩＰＯ実務検定の社内での活用法を教えてください。

ＩＰＯ実務検定という名称だとIPOにのみ特化しているようにも思われますが、上場時において達成すべき様々な課題事項やその解決を図るための知識は、すでに上場している会社でも有用です。特に上場して何十年も経っている会社では、最新の状況をフォローしきれていない、社内ルールが形骸化しているなどの可能性があります。ＩＰＯ準備会社の上場準備スタッフはもちろんですが、すでに上場している会社の管理部門や内部監査部門の方たちにも社内ルールの整備・運用状況の再確認や、自身の知識のブラッシュアップのために取り組んで頂きたいと思います。