上場準備中の外食企業A社
常勤監査役 松本 範平 様
試験の種別:標準レベル
―――IPO実務検定を受験したきっかけについて教えてください。
私はIPO準備をしている外食企業の常勤監査役に昨年就任しました。それまで大手証券会社で管理部門、市場部門、グループ会社の監査役(1年程度)等の経験があり、金商法を中心に業務に関係する分野はある程度の知識はありましたが、IPO準備実務に関しては全く経験がなく、事業報告の監査等の過程で知識の少なさを感じておりました。そんな折、偶然、日本監査役協会の先輩監査役の体験談を読んだところ、IPO実務検定を取得して役に立ったとのコメントがあり、興味を持ったのがきっかけです。
―――IPO実務検定合格のためにどのような準備をしましたか?
「
IPO実務検定試験公式テキスト」と「
IPO実務検定試験公式問題集」、「
ケーススタディー・上場準備実務」の3冊を購入し、最初は「IPO実務検定試験公式問題集」を解きつつ、解説を読むことを繰り返しました。その後は主に「IPO実務検定試験公式テキスト」を中心にポイントの箇所を下線を引きながら繰り返し通読を行いました。
実際に試験に臨んでみて、これまでの経験で答えられる内容は30〜40%ありましたが、残りはテキストの学習でカバーしないと合格はおぼつかないと感じました。
電車通勤の行き帰りの学習が中心でしたが、約4カ月程度かかりました。
―――IPO実務検定を受験してよかったことは何ですか?
IPO実務検定の学習に取り組む前は、IPOの実務については断片的な知識しかありませんでしたが、今回の学習により、会社法、金商法、取引所規則等が上場スケジュールの時間軸の中で網羅的に把握できたことは大変良かったと思います。今後、上級レベルにもチャレンジしようと考えています。
―――IPO実務検定の活用法を教えてください。
当社は3年後の上場を目指してIPO準備を進めている最中ですが、コーポレートガバナンスや内部統制、資本政策、ディスクロジャー等の対応を業務執行サイドが取り組んでいく中で、監査役の立場で「気付き」が提供でき、上場会社として恥ずかしくない企業になる手助けができるよう取り組んで参りたいと考えています。
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